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アガタ、再エネデータセンター運営開始へ

太陽光発電事業者のアガタ(群馬県富岡市、勅使河原有佑社長)は2023年7月25日、環境省の補助金に採択され、太陽光発電設備と蓄電設備を併設したデータセンターの運営を始めると発表した。25年夏に事業を開始し、環境意識の高い事業者の利用を狙う。

同社は、群馬県富岡市内に、消費電力約300kWで、敷地面積約480㎡のデータセンターを開設する。敷地内にループ製太陽光パネルを1000枚採用した出力620kWの地上設置型太陽光発電所と産業用蓄電設備を併設し、年間消費電力量の30%を賄っていく計画だ。EPC(設計・調達・建設)を担い、電気工事のみ協力会社に委託する。

EMS(エネルギー管理システム)で蓄電池を制御し、平時は昼間に充電した太陽光電力を夜間に使用して購入電力を抑える。蓄電池と併せてバイオディーゼル燃料の自家発電機も設置し、非常時もデータセンターを運営できるようにする。データセンターにはサーバーを収納する棚を90ヵ所用意し、電気料金を含む棚の賃料を利用者に請求する。

FITが終息に向かうなか、同社は太陽光発電所の新たな用途を模索。安価で環境価値のある太陽光電力で電力を賄うデータセンターの運営を構想したという。

勅使河原有佑社長は、「太陽光発電と電力消費量の多いデータセンターとは親和性があった。非化石証書を活用し、使用電力の完全再生可能エネルギー化も視野に入れている」と話す。

同社は、環境省の『PPA活用等による地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業』に採択され、蓄電池を含む太陽光発電所の建設費の2分の1を補助金で賄った。

同社は15年に設立。群馬県内にて計3MWの太陽光発電所を保有し、発電事業を行っている。

同社は発電事業を展開。太陽光発電所を活用する新たな事業として太陽光併設型データセンターの運用を構想した。写真は、群馬県内に設置した『勅使河原第2メガソーラー発電所』

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