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ハンファジャパン 耐積雪補強架台発売

韓・ハンファの日本法人、ハンファジャパン(東京都港区、尹柱社長)は2023年8月4日、掴み金具工法で設置する太陽光パネルの耐積雪性能を最大210cmまで高める補強架台の販売を開始した。金属縦葺屋根を対象に太陽光発電設備とともに販売する。販売施工会社を介し、発売初年度1000棟へ導入する狙いである。

同社は、国内架台メーカーと製品を開発。屋根のハゼに沿って金具を固定しつつ、パネルを下から支えることで耐積雪性能を高めた。短辺1134mmのハンファQセルズ製パネル『Q.PEAKDUOM−G11S』と『Q.PEAKDUOM−G11』に対応させ、厚さ12mm以上の下地板を用いた屋根への施工を可能にした。ただし、ハゼ間の距離が333mmの屋根か455mmの屋根にのみ設置できる製品だ。

掴み金具工法は、パネルを支える土台がないため、積雪地では使用できないという課題があった。そこで同社は土台でパネルを支える製品を開発したという。

同社PVシステム事業部営業支援部の吉田新之介テクニカルサポートセンター課長代理は、「屋根の防水性や耐久性が損なわれない工法で積雪地に対応できるようにした」とし、今後は屋根材の種類を拡げる考えも示した。

同社は12年に住宅用太陽光発電設備の販売を開始。22年12月までに累計7.3GWの設備を出荷し、12万棟の住宅に導入した。

新製品の『Q.ROBUST』(キューロバスト)

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