Inside News

ネクスト2サン、日本法人設立

垂直型太陽光販売強化

垂直架台メーカーの独・ネクスト2サンはこのほど、日本法人の『スイチョクソーラー』を設立した。2023年10月より垂直設置の太陽光発電設備の販売を強化していく。

ネクスト2サンは、15年の設立後、垂直設置の太陽光発電設備を商品化すると、欧州を中心に世界11ヵ国で累計20MW販売した。20年には日本へ進出し、ドイツの太陽光パネルメーカーの日本法人、ルクサーソーラーとJIS(日本産業規格)に則った製品を開発し、22年に発売した。

スイチョクソーラーは、出力460Wのルクサーソーラー製両面パネル2枚とネクスト2サンの鉄製垂直架台を一体にした高さ2.9mの製品と、同3.6mの製品を標準品とした。パネル面を東西方向に設置し、朝夕の2回に亘って発電量の増える製品として売り出した。24年3月には、住宅用のフェンスと太陽光パネルを一体化した新製品を発売する予定だ。

すでに営農用太陽光発電設備販売のマッキンエナジージャパンや電力小売りのクローバー・テクノロジーズと代理店契約を締結。代理店経由で年間5~10MWの販売を目指す。出力200kW以上の設備はスイチョクソーラーが発電設備を設計し、施工を代理店に委託する。

スイチョクソーラーのウーヴェ・リーブシャーCEOは、「複数の列に跨って設置する場合、2列目以降の設備は風の影響を受け難いため、強度を調整するなどして安価に提供する」と語る。

スイチョクソーラーが販売する製品の設置事例

Inside News を読む

一覧を見る