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四ツ谷キャピタル、PPA太陽光開発に本腰

太陽光発電所開発の四ツ谷キャピタル(東京都新宿区、磯井俊昭代表社員)はこのほど、オフサイトPPA(電力売買契約)による太陽光発電所の開発を本格化した。三重県と栃木県で64MW相当の土地を取得し、2024年に着工する計画だ。

同社は23年6月、三重県内に出力14MW、栃木県内に同50MWの特別高圧太陽光発電所用の土地を取得した。三重県内の案件は24年6月に、栃木県内の案件は25年6月に着工する予定だ。それぞれ25年内、26年内の稼働を見込んでいる。

同社に出資する投資ファンドのスカイリニューアブルズとSPC(特別目的会社)を設立し、SPCを介して電力小売りとPPAを結ぶ。20年以上に亘りkWhあたり15~16円で環境価値付き再生可能エネルギー電力を供給する予定で、現在EPC(設計・調達・建設)企業とO&M(管理・保守)企業を選定中である。

四ツ谷キャピタルの磯井俊昭代表社員は、「数社と商談しているが、できれば1社と契約を結びたい」と話す。 同社は、土地の購入代など開発費の一部をリース会社のNECキャピタルソリューションから調達する。磯井合同社員は、「特高発電所の開発には着工遅延のリスクがあり、融資を受け難いなか、NECキャピタルさんがプロジェクトファイナンスを組成してくれた」と話す。

四ツ谷キャピタルは22年10月に設立。23年内にはさらに出力40MW相当の太陽光発電所の土地を取得する予定で、27年までに計250MWの太陽光発電所を開発する計画だ。

四ツ谷キャピタルの磯井俊昭代表社員(左)とNECキャピタルソリューションの横田亮再生可能エネルギー本部長

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