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三交不動産、三重・津で太陽光発電所稼働

計33ヵ所114MWに

三重交通グループで太陽光発電事業を手掛ける三交不動産(三重県津市、高林学社長)は2020年10月19日、三重県津市の太陽光発電所が稼働したと発表した。これで同社が所有する太陽光発電所の合計出力は約114MWとなった。

今回稼働した『津メガソーラー杜の街中勢バイパス発電所』は、三重県津市河芸町杜の街に点在する5つの太陽光発電所の総称である。太陽光パネル出力約1376kW、PCS(パワーコンディショナ)出力750kWの発電所から、パネル出力約3115kW、PCS出力1995kWの発電所まで、5ヵ所合計のパネル出力は約10MWに及ぶ。

ソーラーフロンティア製の太陽光パネルと、デルタ電子製のPCSを採用し、EPC(設計・調達・建設)とO&M(管理・保守)を千代田システムテクノロジーズに委託した。売電単価はkWhあたり36円で、直流電圧1500Vの高圧太陽光発電所とした。20年8月から順次稼働させ、10月16日に全ての太陽光発電所で運転を開始させた。

同社が稼働させた高圧・特別高圧太陽光発電所は33ヵ所、パネル出力にして114MWとなった。1ヵ所を除き、全て三重県内で開発しており、地域密着型の太陽光発電事業を推進しているようだ。

同社環境エネルギー事業部の森弘一課長は、「これで当社がFIT認定を取得した太陽光発電所が全て稼働した。目標だった100MWを達成できた」としたうえで、「今後も情報収集を続け、案件ごとに事業化の可能性を探りたい。自家消費用太陽光発電などの検討も深めていければ」と語った。

点在する5発電所からなる『津メガソーラー杜の街中勢バイパス発電所』。合計パネル出力は10,881kW

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