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ACSLとワールドリンク、パネル診断用のサービスとドローンの一括提供開始

産業用ドローン(無人航空機)開発の自立制御システム研究所(=ACSL、東京都江戸川区、鷲谷聡之社長)とドローン関連サービスのワールドリンク&カンパニー(京都市、須田信也社長)は2020年12月3日、太陽光パネルの空撮画像を診断するクラウドサービスを小型ドローンとセットで提供すると発表した。主にO&M(管理・保守)企業に提供していく。

新商品は、ワールドリンク&カンパニーの業務提携先であるベルギーのサイトマークが提供する可視光カメラと赤外線カメラを搭載したドローンで空撮した太陽光パネルの画像を診断するクラウドサービスに、ACSLの小型ドローンを組み合わせる。クラウドサービスの利用料は1MWあたり5万円。

ワールドリンクの点検・測量ソリューション課の池田康平アシスタントマネージャーは、「ドローンの操縦に関する支援や操縦者の派遣なども要望に応じて検討していく」と語る。

サイトマークのクラウドサービスは、撮影した画像をアップロードするだけで太陽光パネルの熱異常をAI(人工知能)で自動分類し、航空写真を作成する機能を備える。

ACSL製の小型ドローンは、国産のフライトコントローラを搭載し、セキュリティ性が高く、可搬性に優れる。カメラ搭載時の最大飛行時間も33分と長い。ACSLの六門直哉事業開発本部長は、「専用ボックスに入れれば持ち運びもしやすい。太陽光パネルの空撮にも適している」と話す。

ACSL製の小型ドローン『Mini』

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