Inside News

台ネクストドライブ、HEMSパッケージ発売

2種類のゲートウェイを用意した。右がSIMカードを内蔵できるゲートウェイ

ソフトウェア開発の台ネクストドライブ(石聖弘社長)は2020年11月12日、HEMS(家庭内エネルギー管理システム)の新製品を発売した。電力小売り会社らに管理システムと合わせ卸していく。

従来クラウド上のデータにアクセスするためのゲートウェイは、Wi−Fiを使用するものだけを揃えていたが、新たにSIMカードの内蔵が可能なゲートウェイを製品群に加え、2種類から選べるようにした。SIMカード内蔵型のゲートウェイであれば、太陽光発電設備の発電量確認や、蓄電設備の充放電制御も可能になるという。

家庭向けのゲートウェイからアプリケーションや企業向け管理システムまでパッケージ化して、電力小売り会社や工務店に卸売りしていく。顧客となる企業からは月額の利用料を徴収する。顧客がどれだけの数の家庭にHEMSを提供しているかによって月額の利用料が変わるという。

マーケティング部の大石正規マーケティングマネージャーは、「たとえば電力小売り会社は、電力消費者が電力をどう使っているか分かれば、それに応じた電力プランの提案ができ、工務店であれば、HEMSを介してアプリで情報を発信することで、施主と関係を保ち続けられる」と利点を説く。

HEMSの利用者が見るアプリケーションの画面

Inside News を読む

一覧を見る