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BM長野、中・ソーラーⅩの日本総代理店に

住宅用ハイブリッド型蓄電設備の販売開始

太陽光関連商社であるビーエム長野(東京都千代田区、村上新吾社長)はこのほど、中国の蓄電設備メーカーであるソーラーⅩの総代理店として、同社の住宅用ハイブリッド型蓄電設備の販売を始めた。一般住宅のほか、小規模事業所などでの採用を狙う。

同社が発売したハイブリッド型蓄電設備は、蓄電容量5.8‌kWh、定格出力3kWタイプと、同11.5kWh、同5.9‌kWタイプ、同17.3kWh、同5.9‌kWタイプの3種。いずれも自立出力は定格出力と同じ値で、全負荷に対応している。蓄電池はリン酸鉄リチウムイオン電池である。

貿易商社の同社は2014年頃に太陽光関連市場に参入し、太陽光パネルや産業用パワーコンディショナなどの関連商材を扱ってきた。営業3部の廻貴比路部長は、「FITが収束するなかで、新商材として蓄電池に着目し、ソーラーXの製品の販売を決めた」と話す。

同社はハイブリッド型蓄電設備を住宅向けのほか、小規模事業所などの法人向けにも提案していく方針だ。「定格出力5.9‌kWタイプは、最大34.6kWhまで増設可能」(廻部長)としている。

20年10月より出荷を始めており、すでに北海道電力管内で電力協議を終えた案件があるほか、東京電力や中部電力管内でも協議を進めているようだ。

廻部長は、「価格競争力のある製品だ。販売・施工会社に利益を還元できる価格で供給していく」と意気込む。

ソーラーX製の住宅用ハイブリッド蓄電設備(左)と増設用蓄電池(右)

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