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クリーンエナジー、オフグリッド式住宅用蓄電設備を発売

架台メーカー、豪クリーンエナジーの日本法人、クリーンエナジージャパン(横浜市、安藤洋一郎社長)は2月、住宅用蓄電設備の販売を開始した。電力系統に連系しないオフグリッド式として提案していく。住宅用太陽光発電設備の自家消費利用の広がりを見据えて拡販する。

日本の蓄電設備ベンチャー、Gテック製の蓄電容量10kWhと16kWhの2種類のリチウムイオン蓄電池を扱う。

容量10kWhの蓄電池は、大きさが1060㎜×786㎜×526㎜で、16kWhのものは1444㎜×786㎜×526㎜である。いずれも屋外設置型だ。

設置の際、家庭の分電盤を改造しない仕様で、設置工事に要する時間は1~2時間程度という。蓄電池は2kWhのモジュールからなり、一部故障した場合も他のモジュールが稼働する。

ヤマダ電機子会社のヤマダトレーディングや、東京電力ホールディングス傘下のTEPCOホームテックがGテックの製品を採用している。

2019年11月以降、FITが定める売電期間の満了を迎えた住宅用太陽光発電設備オーナーが大量に登場した。クリーンエナジーはこうしたオーナーに蓄電設備を訴求しつつ、まだ太陽光パネルを設置していない家庭にも、太陽光パネルメーカーらと協業して自家消費利用を提案していく。その際は住宅用のパネル取付金具も供給したい考えだ。

同社が売り出す新製品の外観

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