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21年度第2回FIT入札 前回に続き募集容量超過

低炭素投資促進機構は2021年8月27日、21年度2回目となるFIT入札の結果を公表した。前回に続いて募集容量を超える入札が集まった。最低落札単価はkWhあたり10.28円だった。

21年度2回目、通算9回目となる今回のFIT入札では、募集容量224.3MWに対し、入札参加資格の審査のために提出された事業計画数は249件318.3MW、入札参加資格を得たのが237件302MWで、募集容量を上回る215件270MWが応札。最終的に192件224.3MWが落札した。

事前公表されていた上限単価はkWhあたり10.75円で、最高落札単価は同10.73円、最低落札単価が同10.28円、加重平均落札単価が同10.6円だった。前回と比べ、最低落札単価は0.28円上昇したものの、加重平均落札単価は0.22円下がった。

250kW以上が対象であることから、落札案件の多くが2MW未満の高圧発電所だ。特別高圧発電所は4件で、最も出力が大きかったのはTMCが落札した40MW案件だった。

次回となる21年度第3回入札は、事業計画の提出期間が9月27日から10月15日まで、入札結果の公表日が11月26日を予定。上限単価はkWhあたり10.5円で、募集容量は第2回入札の結果を受けて約242.6MWとなる。

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