自家消費時代の有力候補

屋根上に強いトリナの太陽光パネル

それぞれの特長を見ていくと、高効率シリーズはコストパフォーマンスに優れた汎用性の高いバックシート型で、特筆すべきは、今年3月にはすべての製品のセルを大型化し、ハーフカットセルを搭載するなどして、従来品より最大出力が1割近く高い415Wまで上昇したこと。出力の向上によって、BOS(周辺部材)費が4.5〜8.5%、発電コストの指標を表すLCOE(均等化発電原価)が2.5〜4.6%削減できると同社は試算している。屋根上は設置面積が限られるため、高出力品が望まれるのは言うまでもない。

両面ガラスシリーズは安全という観点から、屋根上設置を検討する事業者の間で関心が高まっている。屋根上は地上と比べ、より安全面に気を配らなければならないためだ。工場の屋根に設置した太陽光パネルが原因で火災事故が発生した事例もあるため、バックシート型よりも燃えにくい両面ガラスシリーズを選ぶ事業者が増えているのだ。

なかでもトリナの製品は、両面に倍強度ガラスを使用し、耐久性に優れている。ユーザーに対してトリナは他の太陽光パネルより5年長い30年のリニア出力保証を付与する。高耐久ゆえ、沿岸地域での設置も可能だ。さらにフレーム付き構造にすることでバックシート型と同じ施工方法で取付けができるようになった。こちらも120セル搭載品と144セル搭載品、それぞれ多結晶型5バスバー品と単結晶型マルチバスバー品から選ぶことができる。

一方、両面発電シリーズも、今後は需要が伸びるかもしれない。従来は水上や積雪地域、砂漠など反射光が多い場所で採用されてきたが、屋根上でも両面発電パネルの発電能力を高めることができるらしい。屋根上に白インキを塗って、光の反射を増やすのだ。実際、このような手法を取る事業者も出ているという。

両面発電シリーズはすべて単結晶型マルチバスバー品で、120セル搭載品と144セル搭載品から選ぶことができる。

最近は太陽光パネルの色に対して厳しい景観条例を制定する自治体もあるが、トリナの美観シリーズは条例が定める最も厳しい規定をクリアしている。

場所を選ばず、事業者のあらゆる要望に応えられるトリナの太陽光パネル。自家消費時代にも発電事業者の強い味方になること間違いなしだ。

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