オルテナジーが『パワまる』の代理店募集

PCS定額貸出でサイバーセキュリティ対策も実現

オルテナジーの定額制PCS交換サービス、『パワまる』が好評だ。事業者は初期費用の負担なく最新のPCSに交換できるうえ、太陽光発電所のサイバーセキュリティを高められるからだ。同社は地域の再エネ企業などを対象に代理店の募集を始めた。

太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手掛けるオルテナジーは2024年11月、既設の太陽光発電所を対象としたPCS(パワーコンディショナ)交換サービス、『パワまる』を始めた。同社が交換用のPCSを定額で貸し出すというもので、利用者は数百万円を超える機器交換費の初期費用の負担なく、毎月の利用料で最新のPCSに交換できる。たとえば、利用者が出力20kWの三相PCS3台を借りる場合、税抜2万5800円の月額利用料でファーウェイ製の最新のPCSに交換でき、売電収入の増加が期待できる。

引き合いは上々のようで、同社経営戦略室事業企画グループの清哲志氏は、「大きな負担なく収益性を向上できるサービスなので、低圧発電所をはじめ、高圧発電所や特別高圧発電所の所有者からの問い合わせも旺盛です。10年の定額制であるほか、分散型PCSへの交換による発電停止リスクの軽減効果も評価いただいています」と話す。