Wave Energy の自家消費再エネ設備が売れる理由
配電盤製造のウェーブエナジーが、自家消費用の再エネ関連設備の販売を伸ばしている。自家消費率が向上する監視装置の負荷追従機能で差別化を図る構えだ。
ウェーブエナジー統括営業本部長の高畑俊樹取締役
再生可能エネルギーの需要が高まるなか、ウェーブエナジーが自家消費用の再エネ関連設備の販売に力を入れている。PCS(パワーコンディショナ)と絶縁変圧器を一体にした製品や、独自のEMS(エネルギー管理システム)と高圧受電設備などのパッケージ商品のほか、遠隔監視装置とRPR(逆電力継電器)、買電電力計をセットにした『遠隔監視・制御システム』などを商品化し、これらを一式まとめて納品することも多いようだ。
ウェーブエナジー統括営業本部長の高畑俊樹取締役は、「売れ筋の商品は、中・ファーウェイの太陽光発電用PCSと蓄電設備に、EMSや高圧受電設備、遠隔監視装置、RPR、各種電力量計で構成した『PCSシステム』です。自家消費用の再エネ関連設備の販売数は600を超えています」と状況を語る。
自社ブランドの蓄電設備『SMART SPEC BTB』(左)と受変電設備