ファーウェイ、オプティマイザ21年末発売へ

パネル1枚単位で制御

では、同社のオプティマイザにはどのような特徴があるのか。オプティマイザには、太陽光パネル1枚を1台で制御する製品もあれば、直列接続のパネル群1つに1台設置するものもある。同社は、パネル1枚単位で制御できるタイプを製品化しているので、周りの影また傾斜度ばらつきの影響を抑え、システム全体としての発電量の増加が期待できる。

ただ、メガソーラーの何千枚に及ぶ太陽光パネルに1枚ずつオプティマイザを設置しようものなら、発電量が増えたとしても導入費が嵩む。その点、同社の製品は影が頻繁にかかるパネルだけを選んで取りつけることができ、効率的に発電量の最大化を図れるのだ。

同社のオプティマイザは、幅71㎜、高さ142㎜、奥行25㎜と小さく、重量はわずか600gである。ファーウェイ製PCSを採用した太陽光発電所にしか導入できないが、小型かつ軽量ゆえ施設の屋根や地上設置型の太陽光発電所だけでなく住宅にも導入できる。施工は、太陽光パネルのコネクタと繋ぎ、フレームに固定するだけでよい。稼働済みの太陽光発電所にも容易に後付けできる。