ファーウェイ、オプティマイザ21年末発売へ

発電量最大30%増

いまのところ価格は未定ゆえ、費用対効果は求められないが、海外では、オプティマイザの設置によって発電量が30%向上した太陽光発電所もあり、なかにはIRR(内部収益率)が1ポイント増えた例もある。

オプティマイザがあれば、影を考慮した設計も可能になるのだろう。秦プロダクトディレクターは、「太陽光パネルの設置場所に余裕があっても、影のために設置を諦めていたところが少なくありません。オプティマイザがあればこうした課題も解消します」と説明する。

新製品の開発を機に、同社はオプティマイザを世界へ拡販する方針であるが、とりわけ日本向け販売には期待を寄せているという。

秦プロダクトディレクターは、「欧州ではオプティマイザの導入が当たり前になりつつありますが、日本ではまだ十分に認知されていません。だからこそオプティマイザの潜在需要が大きいのです」と見解を述べる。

脱炭素社会の実現に向け、世界が歩みを進めるなか、日本も50年までに温室効果ガスの排出ゼロを目指す方針を掲げた。再生可能エネルギー電力を最大限活用しなければならないため、新製品の需要は見込める。

発売は間もなくである。

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