低圧太陽光大手も太鼓判!

ファーウェイのPCSが人気の理由

いまファーウェイ製PCSの利用が急速に伸びている。なぜか。積極的に採用する低圧太陽光発電所開発大手、フレッシュアップの事例から人気の秘訣を探る。

フレッシュアップが開発した低圧太陽光発電所での採用事例

低圧から高圧・特別高圧用、住宅用蓄電設備まで全方位に対応したPCS(パワーコンディショナ)を開発し、国内で年間1GW以上も供給する中・ファーウェイ。同社のPCSを積極的に採用し始める企業が増えており、その1社が低圧太陽光発電所開発大手のフレッシュアップ(=FRESH UP、東京都新宿区、大松慎太郎社長)だ。

1999年創業のフレッシュアップは、これまで1万棟以上の住宅に太陽光発電設備を設置し、2500件を超える低圧太陽光発電所を開発・販売してきた。東京本社のほか、栃木、愛知、大阪、広島に拠点を構え、全国展開している。

なかでも低圧太陽光発電所の開発・販売事業では、土地の仕入れから許認可手続き、建設・保守に至るまでを一貫して手掛けているうえ、発電停止時の売電収益を補償する休業補償を含む手厚い独自保証を付与するなど、投資家からの評判が高く、リピータも多い。

FITの改定により、2020年度から低圧太陽光発電の新規認定が全量売電の対象外となったものの、同社は認定取得済みの発電所を建設しつつ、高圧太陽光発電所の開発に取り組む。同社の大松慎太郎社長は、「ここまで順調に用地を確保できていますが、さらなる拡大のため、人員も増強したい」と意欲的だ。

同社は第三者所有モデルなどを含む法人顧客向けの自家消費提案にもすでに着手。成長を続けるべく、FIT後を見据えた準備も進んでいるようだ。

フレッシュアップの大松社長