カナディアン・ソーラー・ジャパン
長方形セル採用のn型単結晶パネル発売
太陽光パネル大手、カナディアン・ソーラーの日本法人、カナディアン・ソーラー・ジャパンはこのほど、長方形セルを採用したn型単結晶パネルの新製品を発売すると発表した。複数の製品群を揃え、2024年10月から順次出荷する予定だ。
同社が新発売するのは、182mm×210mmの長方形セルを使ったn型単結晶パネルである。23年に発売した182mm×191mmの長方形セル搭載のn型単結晶パネルに続く長方形セル搭載品となる。製品群は、66セル搭載品、54セル搭載品、48セル搭載品の片面発電タイプと、66セル搭載品のみ両面発電タイプも揃える。
同社は、新製品を順次発売する計画で、まずは最大出力620W、変換効率23%の66セル搭載品の両面発電タイプを24年10月から出荷する。主に地上設置型の大規模案件での採用を想定している。片面発電タイプは同625W、同23.1%の製品で、25年春から出荷する予定である。
54セル搭載品については、長辺寸法を2m以下に、㎡あたりの重量を11kg以下にそれぞれ抑え、中小規模の工場や倉庫などにも設置しやすくした。最大出力は510Wで、25年春の出荷を予定している。
48セル搭載品は住宅を含む小規模案件向けの製品で、3分の1カットセルを採用することで電流値を小さくし、パワーコンディショナなど周辺機器への対応力を高めた。最大出力は450Wで、25年1月の出荷開始を見込んでいる。