[第83回]
JEPX高騰に新たな火種
イラン戦争とは別の要因で東京エリアと中部エリアのJEPX価格が高騰している。アンプレナジーの村谷社長が現状の市場動向を解説し、対応策を提案する。
村谷敬(むらたに・たかし)
1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。
ゴールデンウィーク明け、電力需給は緩むはずだった。家庭やオフィスのエアコン需要は本格化しておらず、太陽光発電の出力は春の日射量を背景に底堅い。「5月はスポット価格が落ち着く」というのは、この業界に長くいれば自然と抱く体感だ。だが2026年のJEPX(日本卸電力取引所)はその常識を裏切り続けている。
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