荏原実業
蓄電池搭載の樋門管理設備を発売 樋門の遠隔操作を実現

環境関連機器製造の荏原実業は2026年7月21日、蓄電池とIoT(モノのインターネット)技術を活用して遠隔から樋門を操作できる管理設備を発売した。排水路と河川の合流部に設置される樋門は大雨等で河川の水位が上昇した際にゲートを閉じて内地への逆流を防ぐもの。同社は水害時の樋門の操作を遠隔からいち早く安全に行える管理設備を製品化した。
同社は、日本下水道新技術機構、東京設計事務所や大同機工と共同開発。パソコンやタブレット端末上で危険水位や逆流等を確認するクラウド管理システムを用いて、遠隔からの樋門の監視・操作を可能にした。太陽光パネルと蓄電池を搭載し、電源確保が困難な場所でも使用できるようにした。商用電源がある環境でも蓄電池を予備電源として使う。ゲート閉鎖の妨げとなる異物の検知・除去機能で閉鎖不良のリスクを回避しつつ、メンテナンスの負担軽減を図った。蓄電池の消耗を抑えるため、通常時は外水を計測する水位計のみを起動させる。
同社技術開発本部の濱野博光事業化推進部長は、「まずは国や都道府県が管理する樋門を対象に拡販し、市町村管理の樋門にも広げていきたい」と語る。
電動開閉装置を除く機器一式の販売価格の目安は、2000万円から2500万円。輸送費や工事費は別途必要である。






