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注目は陸屋根架台

太陽光パネルやPCS(パワーコンディショナ)は性能差が小さく、コモディティ化が進んでいる。性能や価格よりも、実績や信頼性が重要な選定基準になるだろう。軽量パネルへの期待は大きいが、費用対効果の課題は残ったままだ。

その一方で、屋根に取り付ける際に必要な架台や金具は選定の余地がある。もっとも、現在太陽光パネルが多く設置されているのは、金属屋根であり、特にハゼ式や重ね式といった折板屋根が費用面で設置しやすいが、陸屋根も有望だ。事実、陸屋根は公共施設にも多く採用されており、今後の導入拡大が期待されている。

むろん、防水処理への影響など考慮すべき項目はあるが、その点で置き架台は有効だ。陸屋根の場合、屋根に穴をあけてアンカーボルトなどで架台を固定するのが一般的だが、屋根の防水処理に影響を及ぼす可能性があるのに対し、重りで固定する置き架台はアンカーボルトを使用しない。

置き架台を選ぶうえで留意すべきは重量だ。一般に陸屋根の耐荷重は㎡あたり50~60kgとされており、太陽光パネルを加えた重量でこれを下回らなければならない。たとえば、アップソーラージャパンはレールの上に太陽光パネルを載せて固定するシンプルな構造の置き架台を開発し、パネルを合わせた重量を㎡あたり35kg以内に抑えている。同社はパネルの傾斜角度を5度から3度に変更し、パネルの上面が20cm以下になるよう改良したこともあって、自治体施設でも多く採用されている模様だ。

中・チントニューエナジーテクノロジーは屋根上向けで12GW超という豊富な太陽光パネルの出荷実績を持つ

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