管理・保守から予測・制御へ

PV設備運用の最前線

全国には300万ヵ所、計50GWに及ぶ太陽光発電設備があるが、それらはFITのもとで開発された設備だ。それゆえ、運用ビジネスといっても、O&M(管理・保守)や中古売買時の診断・評価、あるいはリパワリング(大幅な改修)の域を出ない。だが、今後はFIP(フィード・イン・プレミアム制度)や〝非FIT〟のもとで太陽光発電所が建設されるようになる。発電量の予測・制御が求められ、運用ビジネスの高度化・合理化が進むはずだ。事実、変化の兆しが現れている。太陽光発電所の開発が縮小に転じたいま、期待されるPV設備運用の最前線に迫る。(本誌・楓崇志、岡田浩一)

主なPV運用ビジネス

O&M(管理・保守)

太陽光発電所の適切な維持管理・保守点検業務などで長期安定稼働を支援する。遠隔監視業務から緊急時の駆け付け、定期点検、報告書作成、サイト管理に至るまで業務は多岐にわたる。電気事業法上の保安業務を兼任するO&M企業もいる。

 

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