「再エネ普及には適切な規制を 電力システム改革のあり方に懸念」
龍谷大学政策学部 大島堅一教授
エネルギー政策に詳しい龍谷大学の大島教授が再生可能エネルギーのさらなる普及に向けた課題を挙げた。
プロフィール●おおしま・けんいち 一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。高崎経済大学助教授、立命館大学国際関係学部教授、イーストアングリア大学、サセックス大学客員研究員などを経て、2017年4月より現職。
FITによって再生可能エネルギーの普及とコスト低減が進んだので、FITの導入は成功だったと捉えている。すでに再エネは電力料金より安い。次は既存の電源より安くなるかであるが、そう遠くないうちに実現するだろう。
ただ、運用上で回避できた失敗があった。FITそのものの問題というよりは、日本型FITの失敗だ。
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