VPPが拓く再生可能エネルギーの新世界

脱炭素化・防災・地産地消に

地域で活かすVPP

地方もVPP技術の活用を模索し始めた。脱炭素化に加え、防災・減災や地産地消の推進に役立ちそうだ。

浜松市、8つの小規模電力網を構築

浜松市の三ヶ日協働センターには太陽光発電設備や蓄電設備を導入している。屋上に設置された太陽光パネル(右)

国は2016年度より5年に亘ってVPP(仮想発電所)実証事業を始め、21年度には需給調整市場を創設する予定だが、地方もVPP技術を活用する動きを始めている。

再生可能エネルギーや省エネルギーの推進に積極的な静岡県浜松市は、スマートシティの構築に向け、『浜松市エネルギービジョン』を掲げたほか、20年3月末には50年までのCO2排出量実質ゼロ化を目指し、『RE100』の実現を宣言。そのなかでVPP技術に着目し、18年度には『浜松市スマートシティ推進協議会』でVPP専門の研究会を立ち上げ、19年度末に報告書をまとめると、具現化へ動き出した。

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