業種別分析2020

②住宅用蓄電設備

〝卒FIT〟で成長続くも求められるコスト削減努力

太陽光電力の自家消費率向上と非常用のニーズが相俟って蓄電設備需要は高水準。だが価格がなかなか下がらないなか、市場の成長はいつまで続くのか。

2019年の住宅用蓄電設備の出荷台数は前年比1.5倍の11万台規模で推移したとみられる。成長の主因はFITの売電期間を終える〝卒FIT〟の太陽光発電設備オーナーの登場だ。太陽光電力の自家消費率向上を目的とした蓄電設備の設置が定着し、新しく太陽光発電設備を導入する住宅オーナーも、FIT売電単価の下落に伴い、蓄電設備をセットで購入している。

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