業種別分析2020

「産業界の活性化へ 意欲的な再エネ導入目標を」

京都大学大学院 経済学研究科 安田陽 特任教授

洋上風力発電を中心に活況な風力発電市場。再エネに詳しい京都大学の安田陽特任教授が風力発電の可能性について語った。

プロフィール●やすだ・よう1994年横浜国立大学大学院工学研究科電子情報工学専攻博士課程後期課程修了。関西大学工学部電気工学科准教授などを経て、2016年より現職。近著に『世界の再生可能エネルギーと電力システム[系統連系編]』(インプレスR&D)。

国内の風力発電市場では洋上風力発電への注目度が高いが、陸上風力発電も忘れてはならない。FIT施行と同時期に大規模な風力発電が環境影響評価の対象となり、(風力発電の)導入量は鈍化してしまったが、ようやく手続きを終えた陸上風力発電所が動き始めた。とはいえ、年間導入量は250MW程度であり、風力発電が本来持つポテンシャルと比べれば非常に少ない。

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