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第一化成、群馬県邑楽町と災害協定締結

合成皮革製造の第一化成(東京都八王子市、中川豊彦社長)は2022年1月12日、群馬県邑楽町と災害協定を締結した。同社群馬工場の太陽光発電設備や蓄電設備の電力を停電時に近隣住民に無償で提供する。地域防災に寄与する構えだ。

今回締結した協定で同社は、自然災害などによる停電時に10人程入れる工場の休憩室を開放する。携帯電話などの充電ケーブルを貸与するとともに、工場の太陽光発電設備や蓄電設備から電力を提供する。

発電設備は倉庫の屋根に設置した出力計178.5kWの中・JAソーラー製パネルと蓄電容量153.6kWhのネクストエナジー・アンド・リソース製蓄電設備。通常時は工場内で全量自家消費し、使用電力の7~8%を賄っている。

同社の親会社、ウルトラファブリックス・ホールディングスの髙野美香経営企画部長は、「地域に貢献したいと考え、当社から提案をもちかけた」と経緯を語る。

同社は21年9月にみずほリースと10年間のリース契約を締結。21年11月に設備を稼働させた。

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