Inside News

みずほリース、エコスタイルと資本業務提携

低圧太陽光開発に本腰

みずほリースは2023年3月3日、太陽光発電所のEPCを手掛けるエコスタイル(大阪市、木下公貴社長)と資本業務提携を交わした。両社はFITを活用しない〝非FIT〟の低圧太陽光発電所を開発し、再生可能エネルギー電力を供給していく。

みずほリースは3月3日付けで、エコスタイルが実施する第三者割当増資を引き受け、普通株の14.5%を取得した。再エネ電力を求める取引先の企業へ再エネ電力を供給していく。エコスタイルは土地の開発からEPCやO&M(管理・保守)のほか、発電業務代行を請け負い、自己託送やオフサイトPPA(電力売買契約)のスキームを活用して再エネ供給を支援していく。

みずほリース環境エネルギー営業部の福山健上席副部長は、「エコスタイルさんとはかねてより協業しており、信頼関係を築いてきた」とし、「電力料金が高騰するなか、再エネ電源を求める企業が増えている。迅速に再エネ電源を開発するため、資本業務提携に踏み切った」と経緯を述べた。

みずほリース環境エネルギー営業部の中村修副部長は、「大規模な太陽光発電所を開発できる土地は限られているので、低圧規模で開発していく。当社の顧客網を活かし、再エネ電力を多くの企業に届けていきたい」と語った。

両社は22年5月からイオンモール向けに低圧太陽光発電所を計740ヵ所、65MW開発し、22年11月にはイオンの30施設に再エネ電力の供給を開始している。

みずほリース環境エネルギー営業部の中村修副部長(左)とみずほリース環境エネルギー営業部の福山健上席副部長(右)

Inside News を読む

一覧を見る