Inside News

アクシス、新電力向け再エネ電力追跡システム 6月提供開始へ

開発中の再エネ電力追跡システムの画面

ソフトウェア開発のアクシス(鳥取市扇町、坂本哲社長)は、再生可能エネルギー発電所で発電した電力を追跡し、〝見える化〟するソフトウェアを2020年6月にも地元の新電力会社へ納入する。蘭企業のソフトを日本仕様に改良した。他の地域新電力会社への提供も視野に入れる。

スマートメータを介して発電量と需要家の電力使用量を把握したうえで、再エネ電力がどの需要家にどの程度配分されているかを数値で明らかにする。蘭パワーピアーズが実用化しているソフトを日本で使用できるように改良した。パワーピアーズとはソフトの使用料を支払う契約を交わしている。

現在鳥取市や鳥取大学工学部、新電力会社の『市民エネルギーとっとり』や『とっとり市民電力』とともに、電力の見える化を通じて再エネの普及と電力の地産地消を促進する産官学連携事業に取り組んでいる。今回のソフトはその一環で準備した。まずは6月を目途に、市内の小中学校10校程度にモニタを設置し、ソフトウェアを運用していく。

Inside News を読む

一覧を見る