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太陽光発電検査協会、品質部会開催太陽光発電検査協会、品質部会開催

りょうしんメンテの実証施設を見学

施設内を見学する参加者

一般社団法人太陽光発電検査協会(PIA)は7月8日、太陽光発電のメンテナンス技術の向上を目的とした品質部会を開催した。全国各地から会員29社、45名が参加した。

同会はりょうしんメンテナンスサービスが3月に事務所を開設した、けいはんなオープンイノベーションセンター内で開催された。りょうしんメンテが3月に施設構内にメンテナンス技術の向上や検査機器の研究開発を目的として建設した、出力20kWの実証サイトを見学した。

りょうしんメンテの清水社長は「ユーザーの現場であれば、復旧を優先しなければならない。だがこのサイトは売電すらしていないので、不具合パネルをあえて敷けるし、発電も自由に止められる。不具合事例に対し、原因の究明や対策、最善の解決方法の模索に時間を費やせる」とし、PIAで勉強会を開催していきたいという。

施設の見学を終え、会員3社が日ごろ太陽光発電所のメンテナンスを請け負う上で出会った不具合事例の報告を行った。サンエイエコホームの太陽光施工メンテナンス部の太田拓氏が、抵抗値を検出する検査機器『ソコデス』で見抜けない事例について報じ、エネテクの営業部大田直哉部長が、竣工検査で防げたはずの、施工不備事例について発表した。

最後にりょうしんメンテの清水社長が、太陽光発電設備の架台・構造における不具合事例に的を絞り、その実態と対策について語った。その中でネジのゆるみや脱落を防止する接着剤を紹介した。

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