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リープトン、太陽光カーポート新商品を8月発売

新商品は架台を改良した

太陽光システムメーカーのリープトンエナジー(兵庫県神戸市、周鳴飛社長)は、このほど太陽光システムを搭載したカーポートの新商品を開発した。より狭い敷地や積雪地に設置できるほか、雨漏りしにくい構造にしたという。8月1日から販売を開始する。

同社は昨秋に太陽光搭載型カーポートを発売した。2台駐車用と3台駐車用を標準ラインナップとし、アルミ製のカーポート架台と太陽光パネルだけでなく、PCS(パワーコンディショナ)も自社ブランド品でパッケージ提供可能だ。オプションで、O&Mサービスや蓄電池付きV2Hシステムも揃えている。

その従来品に手を加えて新商品をこのほど開発、架台をV字型から支柱タイプに変更した。2台駐車用の場合4本柱、3台駐車用であれば6本柱となる。これに伴い、柱材をこれまでの95㎜角から120㎜角にしたほか、基礎部分をベース金具方式から埋込式に変えた。

また、従来品はパネルを横レールに直接固定していたが、新商品では、横レールの上にタイトフレームで折板屋根を固定し、その上にパネルを設置する形を採用。パネル搭載容量も変更しており、2台駐車用であれば、従来の18枚(6段3列)から15枚(5段3列)と1段減らした。従来品と比べてコンパクトなサイズとなったため、より狭い敷地に設置できるほか、積雪についても最大80㎝まで対応した。

周鳴飛社長は、「4本柱にしたことで駐車や乗降がしやすくなり、穴をあける必要がないタイトフレーム固定式としたことで雨漏りの心配もない。積雪についても、横レールの本数を増やすなどの仕様変更することにより最大150㎝まで対応可能だ」と話す。

パネルは単結晶270Wタイプや多結晶265Wタイプ、PCSはオムロン製やIDEC製、自社ブランド品から選べる。10年の自然災害補償に加えて、同社ブランドのPCSを採用すれば、パネルと架台を含めたシステム一式で15年無償保証を受けることも可能だ。ただし、施工に関しては住宅用太陽光と同様にID研修を行う。9月以降、順次実施していく予定だ。

周社長は、「これまでカーポートは受注生産だったが、新商品は在庫対応する。標準納期は1週間以内。在庫がない場合でも3週間程度だ」と語る。

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