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ユアサM&B、系統用・産業用蓄電設備で台・コールドエレクトリックと提携

コンテナ型とキャビネット型の3機種を販売

太陽光発電設備や蓄電設備などを扱う商社であるユアサM&B(大阪市、松田真理社長)は2026年3月、蓄電設備製造の台・コールドエレクトリック(長庚国際能源)と日本での蓄電設備販売に関する業務提携を交わした。安全性の高さなどを特徴に、系統用や産業用蓄電設備として提案していく。

コールドエレクトリックは05年設立の蓄電設備メーカーで、リン酸鉄系リチウムイオン蓄電池をセルから全て台湾で製造。独自の特許技術に基づく蓄電池セルの配合やパウチ型設計などによる安全性の高さが特徴で、台湾や米国で事業を展開している。

今回、ユアサM&Bはコールドエレクトリックの日本初の代理店となった。同社の松田真理社長は、「系統用蓄電所の需要が拡大しているなか、拠点を構える台湾で蓄電池を探していたところ、コールドエレクトリックと出会うことができた。安全性が高いうえ、軽量であることも評価している」と話す。

日本向けの製品群は、蓄電容量3000kWh級の20‌ftコンテナ型蓄電池に、同420kWhと同100kWhのキャビネット型蓄電池の3機種で、いずれも空冷式である。外部のPCS(パワーコンディショナ)と組み合わせていくことになるが、すでにコールドエレクトリックが台湾やスペインのPCSメーカーと協業しているほか、日本のPCSメーカーとの接続も検討していく予定だ。

廃棄物処理法における広域認定制度や『JC-STAR(セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度)』など日本仕様への対応も進めていく予定で、ユアサM&Bも支援する。松田社長は、「まずはゼネコンや電力大手などに提案し、日本での実績を上げたい。BCP(事業継続計画)対策や離島のマイクログリッド(小規模電力網)向けにも使えるはずだ」とし、向こう3年で15万kWhの受注を目指す。

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