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サカタ製作所 ハゼ式金具を軽量化

太陽光パネル取付金具メーカーのサカタ製作所(新潟県長岡市、坂田匠社長)はこのほど、新しいハゼ式金具を発売した。従来品を軽量化し、屋根の負担軽減を図った。初年度100万個の販売を目指す。

同社は金属ハゼ式屋根向けアルミ金具を改良した。設計を見直し、強度を落とさないよう軽量化を実現。重量を従来品の約3割減となる約300gまで落とし、屋根への負担軽減を図った。

同社試算では、出力300kWの太陽光パネルを設置する場合、新製品を使えば、従来品より310㎏軽く設置できる。軽量化に加え、アース金具を標準装備したため、現場の作業効率も上がるという。

同社は2009年より産業用に特化して太陽光パネルの取付金具を販売、09年8月に累計出荷1000万個を突破した。ここ数年は地上設置型太陽光発電へ需要が集中するなど厳しい状況が続いたが、同社営業部ソーラー営業課の吉川啓二課長は「自家消費需要の拡大につれて昨年から引き合いが増えてきた」と話す。今後も様々な需要に対応すべく、新製品の開発を続けていく構えだ。

新製品(左)は従来品(右)より約30%軽量化した

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