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JPEAら、保守点検ガイドライン改訂

JPEA(太陽光発電協会)とJEMA(日本電機工業会)は12月27日、『太陽光発電システム保守点検ガイドライン』の改訂版を公開した。2016年末の初版制定以来、初の改訂となる。点検方法の追記や点検要領の見直しなどを行った。

同ガイドラインは、改正FIT法の施行に伴う太陽光発電設備の保守・点検の義務化を受け、指針としてJPEAとJEMAが16年12月28日に制定したもの。国が定める『事業計画策定ガイドライン』における参考資料でもある。

JPEAの亀田正明技術部長は、「制定から3年が経ち、電気基準などを参照していたIEC(国際電気標準会議)の審議が進んだほか、日本の現状に合わせた改訂を行った」と説明。抜本的な見直しではなく、最新動向や技術を踏まえて改訂したようだ。

主な改訂点は表の通り。19年1月に消費者庁が公表した住宅用太陽光発電設備の火災事故報告書でガイドラインによる対応を求められたことを受けて、バイパス回路の点検方法や地絡発生時の対処法を追記したほか、巻末の附属書における定期点検要領例を見直し、屋根設置や地上設置といった設備の設置形態に合わせた分類に変更した。

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