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伊藤忠商事、再使用蓄電設備を初稼働

再使用蓄電設備『Bluestorage』

総合商社の伊藤忠商事(石井敬太社長COO)は2021年6月29日、EV(電気自動車)から排出された使用済み蓄電池を再使用した産業用蓄電設備の実証事業を始めたと発表した。半年ほどかけて性能を評価し、商品化していく。

同社はEV用蓄電池の再使用を手掛ける中・パンドパワーと19年に資本提携を交わし、製品開発を進めてきた。このほど山口県の協力企業の工場に蓄電容量940kWhの再使用蓄電設備を設置した。

同社は、商用バスなど事業用車から排出される使用済み蓄電池を活用する。乗用車用の蓄電池と比べ、使用済み蓄電池の排出量や時期が予測しやすいからだ。

同社は、蓄電池の廃棄問題やリチウムなどの原料不足による価格高騰の懸念から、蓄電池の再使用に取り組み始めた。

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