ESI、自家消費用太陽光発電設備の商品拡充

2020.05.01

PVeyePR

 自家消費用太陽光発電設備の販売からコンサルティングまで手掛けるヨーロッパ・ソーラー・イノベーション。同社は2020年4月、独自に設計した新しいシステムの販売を開始した。

 ESIの強みと言えば、まず製品の調達力だ。国内外多くのメーカーから太陽光関連商材を仕入れており、その数は他社と一線を画す。
 太陽光パネルでは、中フォノソーラー、中ジンコソーラー、中トリナ・ソーラー、韓LGエレクトロニクス、加カナディアン・ソーラー、中インリー・グリーンエナジー、ソーラーフロンティアなどの主要メーカーと取引関係を築きつつ、PCS(パワーコンディショナ)や蓄電設備の調達先も多い。PCSでは、独SMAや中ファーウェイ、中サングロウ、オムロン、田淵電機、安川電機、新電元工業、山洋電気などから、蓄電設備は、米エナーシス、田淵電機、メデア、オムロン、住友電気工業、中サングロウなどから仕入れている。
 それだけに、ESIは、各設備の特徴に詳しく、自家消費用の太陽光発電設備では案件ごとに顧客の使用条件に合ったシステムを設計し、納入してきた。しかも同社はかねてより得意としてきた提供型の〝ソリューション販売〞を深化させ、自家消費用設備における販売支援や技術コンサルティングを実施。これが奏功し、同社には自家消費案件の引き合いが多数寄せられ、すでに300件を超えている。
 そんなESIが今回、自家消費用設備の一環として、新たに発売したのが、企業のBCP(事業継続計画)用の独自システムである。
 商品化の理由について、土肥宏吉社長は、「FITの抜本見直しが進むなか、当社のお取引先の販売・施工会社さんが自家消費用設備の提案に力を入れています。お取引先の力になるというのが当社のスタンスですから、自家消費用設備の製品群を拡充してきたのです」としたうえで、こう続けた。
 「自家消費用設備を導入する企業の目的として、電力代の削減効果や再エネ電力が持つ環境価値もありますが、BCP対策も少なくありません。今回はそこに着目し、BCPに特化したシステムに仕上げました」。
 では、どのような商品なのか。ESIが設計したのは、出力14kWの太陽光パネルと8kWのPCSに、蓄電容量17・6kWhのエナーシス製鉛蓄電設備で構成。特徴的なのは、直接PCSや蓄電設備に電力を供給できる直流出力10kWのプロパンガス発電機まで組み合わせた点である。まさにBCP用の独立電源システムであるが、これをESIは1システム800万円で販売するという。
 土肥社長は「鉛蓄電池を活用してコストを抑えたので、お求めやすい価格帯だと思います。これをパッケージとして増設も可能なので、本格的に提案していきます」と意欲を見せた。
 また、ESIは、ドイツの再エネ専門会社とともに、太陽光発電設備や水電解式の水素発生装置などで構成した水素ステーションを設計した。土肥社長は「水素に関しては、車の燃料であったり、電力をためる手段としての活用であったり、様々な可能性があります。こうした動きに対して再エネ業界として十分対応できるところを証明していくつもりです」と思いを語り、日本でもこのほど提案を開始していく方針を示した。

ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション株式会社
〒100-6512東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビル12階
TEL:03-6757-9065
FAX:03-6757-9066
http://www.e-solar.co.jp

2022.02.07

PVeye

マテック、可搬型蓄電設備発売  蓄電容量403Wh

 電子機器製造のマテック(京都市、松本弘暉社長)は2022年1月31日、米・アマゾンの電子商取引サイトで可搬型の蓄電設備を発売した。従来品より価格を抑え、民生用の非常用電源として販売する。
続きを読む

2022.01.20

PVeye

グラスフィアジャパン、太陽光付き屋外カメラ発売

 警備大手セントラル警備保障の子会社で通信機器を製造するグラスフィアジャパン(東京都中央区、磯部順一社長)は2022年1月20日、太陽光パネル一体型の屋外カメラを発売した。給電経路が要らず、電力を供給続きを読む

2021.01.04

PVeyePR

20年度3万台濃厚! 田淵電機の蓄電設備がヒットした理由

 ダイヤモンドエレクトリックHD傘下の田淵電機がハイブリッド型蓄電設備の販売を急速に伸ばしている。なぜヒットしたのか。

 田淵電機が2020年1月に発売したハイブリッド型続きを読む

2020.11.01

PVeyePR

タオケイが蓄電設備販売に本腰

遠隔監視装置メーカーの中・タオケイが日本で産業用蓄電設備の販売を本格化する。このほど夜間も売電できる蓄電池併設の太陽光発電所に初出荷した。自家消費用の需要も掘り起こす狙いだ。

続きを読む

2020.10.01

PVeyePR

出力600W超! トリナ・ソーラーがVertexシリーズ〝第二世代〟を堂々発表

 トリナ・ソーラーが2020年7月に、出力550Wと600W超の新型太陽光パネルを発表。8月には660Wの超高出力パネルも発表した。

 トリナ・ソーラーが新製品を市場に投続きを読む

2020.09.01

PVeyePR

低圧太陽光大手も太鼓判! ファーウェイのPCSが人気の理由

 いまファーウェイ製PCSの利用が急速に伸びている。なぜか。積極的に採用する低圧太陽光発電所開発大手、フレッシュアップの事例から人気の秘訣を探る。

 低圧から高圧・特別高続きを読む

2020.06.01

PVeyePR

発電事業者必見! ファーウェイ製PCSでリパワリングを

 PCSの部品交換に際し、新品のPCSにそっくり取り換える発電事業者が増えつつある。この状況下、世界最大手の中国ファーウェイ(華為技術)が人気だ。同社製PCSの魅力に迫る。

続きを読む

2020.05.01

PVeyePR

営農、水上、豪雪、塩害…どこでも使えるトリナの両面発電パネル

 太陽光発電が普及し、設備の設置場所が多岐にわたるなか、あらゆる場所で使えるトリナの両面発電パネルは注目の製品だ。

 一般に、両面発電型の太陽光パネルは、水上や積雪・砂漠続きを読む

2020.03.01

PVeyePR

自家消費用に導入着々 30年使えるトリナの両面ガラスパネル

 太陽光発電の自家消費利用が広がるなか、トリナ・ソーラーの太陽光パネルが採用されている。なぜ選ばれるのか。

 抵抗溶接機の総合メーカーである電元社トーアは、富山工場の遊休続きを読む

2019.12.01

PVeyePR

自家消費時代の強い味方 安心のトリナ両面ガラス

 太陽光発電の自家消費利用が広がるなか、トリナの両面ガラスパネルへの関心が高まっている。長く、安全に使える同製品の特徴に迫る。

 FITが終われば、太陽光発電設備の設置は続きを読む