盗難対策に新たなソリューション
警報線一体型アルミケーブルで被害を抑制
大丸電業、東芝電材マーケティング、GBPが共同開発
アルミ製の優位性

GBPの龍川洋平社長
大丸電業は、実用新案で銅線ケーブルとアルミケーブルのそれぞれで一体形成した警報ケーブルを登録したが、実用化にあたってはアルミケーブルを選択した。というのも、高騰している銅の価格と比べ、アルミの価格は3分の1以下で、盗む価値が低く、盗難抑止効果がある。アルミケーブルへの交換が保険継続の要件になることすらあるからだ。
事実、GBPは銅価格の高騰や盗難被害の増加を受け、24年4月にアルミケーブルを発売、25年12月時点で販売実績は48万mにのぼる。JET(電気安全環境研究所)認証やTÜVなどの各種審査・第三者評価などをクリアした品質の高さに加え、価格競争力や納期面でも優れ、ゼネコンや電力大手にも採用されている。軽くて曲げやすいというアルミ素材ならではの特徴のほか、600Vから最大6600Vまで製品群も幅広く、専用端子などの周辺部材や圧着工具などを揃えていることも高評価を得ている理由だ。
GBPの龍川社長は、「周辺部材では銅線ケーブルとアルミケーブルを繋げる直線接続材も提供を始めており、お客様の課題に応える製品をお届けしています」とし、「技術エンジニアを多数抱えつつ、保証やコールセンターを含めたアフターサポートの体制を充実させていることも当社の強みです」とも強調する。
同社は現在、山口県内で自社工場の建設を計画しているが、龍川社長は、「販売量が増えれば、山口工場でのアルミケーブルの量産も検討していくつもりです」と意欲的である。
