減らないケーブル盗難
進まない防犯対策
太陽光発電所の銅線ケーブルを狙った盗難被害が頻発している。警備会社は複数の防犯サービスを用意しているが、なかなか対策が進まない事情もある。
ある発電所の盗難被害。地中から露出した部分から銅線ケーブルが切断されている（左）。電力会社の電力量計と発電事業者の集電箱をつなぐケーブルが切断されている（右）
2016年から21年にかけて、栃木県と埼玉県、茨城県、群馬県の関東4県で太陽光発電所の銅線ケーブルが盗まれる事件が多発した。その数210件に及び、被害総額は1億882万円にのぼったが、22年5月には栃木県警、埼玉県警、群馬県県警などの合共同捜査班が窃盗犯の男4人を検挙、送検し、一連の盗難事件は解決した。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です
