新電力に瞬く寂光

[第86回]

沸騰する低圧系統用蓄電池市場に潜む死角

低圧系統用蓄電所の開発が過熱している。新規参入が相次ぐなか、看過できない課題も出てきた。アンプレナジーの村谷社長が低圧系統用蓄電池市場を斬った。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

出力50‌kW未満で配電系統に接続し、電力市場取引で収益を得る低圧系統用蓄電所の開発が急速に拡大した。実務上は、低圧区分ゆえ、出力49.9kW、蓄電容量は200kWh程度で、敷地は6坪程。単独では、需給調整市場の最低入札量1MWに及ばないため、アグリゲータが同一エリアの案件を21件以上束ねて一つの発電所のように運用する。要は、小さな蓄電設備の集合体に高圧・特別高圧の蓄電所と同様の働きを期待する仕組み。オーナーは設備を保有し、アグリゲータに運用を委ね、収益を按分するのが一般的だ。

この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です

ログイン

新電力に瞬く寂光 を読む

一覧を見る