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時代は〝IoPV〟

製品選びのツボはここ!

メーカーフリーの家電制御機器も登場

一方、個人住宅に目を移すと、太陽光発電設備の効率運用を目的としたIoT機器の開発が進んでいる。筆頭はHEMS(家庭内エネルギー管理システム)だ。

HEMSは、無線通信で、消費電力や太陽光発電の発電量、蓄電設備の残量などを〝見える化〟したり、家電製品を自動で制御したりできる。悪天候で発電量が低い日は、消費電力を下げるためにエアコンの温度を調整する、といった具合だ。

ただ、HEMSを選ぶ際にはいくつか注意すべきだ。まず、HEMSには相性があり、A社のHEMSはB社の家電製品を制御できない、といったことが起こり得る。

次に、HEMSを介して家電製品を制御するには、家電製品が『エコーネットライト』という無線通信規格の認証を取得していなければならならないのだが、認証を得た家電製品は、認証のない製品に比べ割高な傾向があるという点だ。

そこで、無線ではなく、有線によって家電製品と連携し、制御する機器もある。メーカーフリーで、かつエコーネットライト認証を取得していない家電製品まで制御できるため、注目だ。

HEMSの制御によって電気代削減効果が大きく現れるのが蓄電設備だ。最近はAI(人工知能)を搭載した蓄電設備も登場した。太陽光発電の出力や蓄電設備の残量、消費電力量、さらには各家庭の電気料金プランを考慮し、蓄電設備の充放電を最適制御する。

今年11月にはFITの売電期間満了を迎える〝卒FIT〟オーナーが50万世帯以上現れ、その後毎年20万世帯以上増えていく。事業機会はしばらく続くだろう。

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