定置用蓄電池

「将来は疑似慣性力を持つPCSが必要に」

早稲田大学 スマート社会技術融合研究機構 石井英雄 研究院教授兼事務局長

太陽光発電が大量導入されていくなかでPCSの役割が変わってきた。次世代PCSに求められる機能とは何か。再エネの制御技術に詳しい早稲田大学の石井教授が語った。

プロフィール●(いしい・ひでお)1988年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了、東京電力入社。R&Dの企画、再生可能エネルギーの制御、ディマンドリスポンス等を担当。2014年より現職。資源エネルギー庁のERAB検討会委員や次世代スマートメーター仕様検討ワーキンググループ座長、スマートレジリエンスネットワーク幹事を務める。博士(工学)。

太陽光発電が大量導入されると、電力系統の問題がいくつか起こり得る。ひとつが需要の少ない時期に余剰電力が発生すること。すでに九州電力管内で顕在化したが、2014年以降、対応が進み、太陽光発電設備の出力を遠隔で抑制できるようになった。

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