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台ネクストドライブ、簡易HEMS発売

同社のHEMSゲートウェイ。コンセントに指せば使用可能だ

ソフトウェア開発を手掛ける台ネクストドライブ(石聖弘社長)は、6月よりコンセントに指して使用するHEMS(家庭内エネルギー管理システム)ゲートウェイを発売した。安く手軽に導入できる点を武器に日本市場を開拓する。

ゲートウェイがスマートメータと連携して消費電力量、太陽光パネルの発電量、蓄電設備の余剰電力量などの情報を取得してクラウドにあげ、独自開発のアプリケーションで見える化する。電力の使用状況に応じた電気料金メニューの提案も自動で行う。

48mm×48mm×43mmの小さな筐体内に通信モジュールを内蔵していて、利用者はゲートウェイをコンセントに指せばよく、工事は不要だ。使用に際しては、自宅を管轄する大手電力会社に電力メーター情報発信サービスの利用申込みをし、アプリケーションをダウンロードするだけでよい。

同社はゲートウェイを税込み1万6000円で販売し、アプリは無料で提供する。8月にはエコーネットライト対応の家電や蓄電設備を制御する機能を追加予定だ。将来的には各家庭の電力消費情報をビッグデータとして集め、商機拡大に繋げたい考えである。

同社は2013年に台湾で設立。現在台北市と東京都港区に拠点を構え、70人超の社員を抱えている。

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