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パナソニック 新蓄電設備発売へ

容量に5つの選択肢

新蓄電設備は容量が5パターンから選べる

パナソニックはこのほど、新しい住宅用ハイブリッド型蓄電設備を開発した。1台のPCS(パワーコンディショナ)で5パターンの蓄電容量に対応でき、後づけも可能とした。10月21日より受注を開始し、年間2万設備の販売を目指す。

パナソニックは従来の蓄電容量5.6kWhの蓄電池に加えて、今回新たに同3.5kWhの蓄電池を開発。さらにそれら蓄電池を組み合わせ自由に2台まで連携可能なハイブリッドPCSも開発した。つまり、1台のPCSで、蓄電容量3.5kWh、5.6kWh、7kWh、9.1kWh、11.2kWhの5パターンに対応できるようにしたわけだ。蓄電池には専用のコンバーターが必要となる。蓄電池、PCS、コンバーターなどを組み合わせてハイブリッド型蓄電設備として売り出す。希望小売価格はそれぞれ税別167万円、210万円、272万円、315万円、358万円とした。

新ハイブリッドPCSは定格出力5.5kWで、停電時の自立出力は蓄電池1台を使用する場合は2kW、2台の場合は2.75kWとなる。別売りの200V変圧器を追加すれば、自立出力は最大4kWとなる。

さらに同社は、既に太陽光発電設備が設置している住宅で、PCSを今回の新製品に切り替える場合、太陽光発電設備のメーカーを問わず設備全体に15年の自然災害補償を有償で付与する。

同社は既存製品も含めて、蓄電設備を19年度に1.5万台、21年度には4万台まで伸ばす目標を掲げている。

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