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リミックスポイント、中・上海電気集団グループと住宅用蓄電池の独占販売契約を締結

小田玄紀社長CEO

法人向け省エネルギーコンサルティング事業を手掛けるリミックスポイント(東京都港区、小田玄紀社長CEO)は2020年9月、中国国営企業の上海電気集団傘下である上海電気日本エンジニアリングと、住宅用蓄電設備に関する日本での独占販売契約を締結したと発表した。自社ブランド化し、代理店を通じて拡販していく。早ければ11月にも販売を開始する計画だ。

同社は蓄電容量9.8kWhあるいは10.8kWhのリン酸鉄リチウムイオン蓄電池と、最大出力5kWのハイブリッド型蓄電用PCS(パワーコンディショナ)で構成する住宅用蓄電設備を日本で売り出す。上海電気日本エンジニアリングが中国で製造する設備を扱う。

製品について、リミックスポイントの小田玄紀社長CEOは、「価格競争力に自信がある。代理店向けに説明を始めているが、反響はとてもよい」と自信を見せる。15年の製品保証を付与し、年間3万台の販売を目指す。

リミックスポイントは、工場や病院、スーパーなどこれまでに約600施設へEMS(エネルギー管理システム)を設置して電力使用量を管理するなど、省エネコンサルを実施してきた。電力小売りも手掛けており、全国に800社程の代理店を構える。現在は一般家庭を含めて、3000程の顧客へ電力を販売している。

今回、契約に至った経緯について、小田社長CEOは、「上海電気集団グループは販売後の顧客対応を重視している。我々の日本における電力事業の実績や、顧客へのフォロー体制をみて、お話をいただいた」と振り返る。

上海電気集団は中国国営の大手総合機器メーカーで、火力発電や原子力発電ユニット、風力発電設備や住宅用および大型蓄電設備などを製造している。

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