SBI損保、ケーブル盗難保険を商品化
盗難対策への加入が条件

ケーブル保護用の囲いを設置する施工イメージ
独立系ネット損保のSBI損害保険(東京都港区、小野尚社長)は2026年9月30日、再生可能エネルギー発電所の開発を手掛けるエンブルーと協業し、ケーブル盗難保険の提供を開始すると発表した。エンブルーが提供する低圧太陽光発電所向け盗難対策サービスの利用者を対象に保険を提供する考えだ。
SBI損害保険は今回の保険をエンブルーが提供する盗難対策サービスの利用者に提供する。SBI損害保険経営戦略本部の久保浩一事業戦略部長は「発電事業者は、盗難対策サービスを契約すれば、別途保険に入らずとも自動的に盗難保険に加入できる」と話す。
エンブルーはケーブル盗難対策サービスにおいて、盗難防止のために2種類の施工方法を用意し、それぞれの発電所に適した施工を行う。一つはコンクリートや鋼板でケーブルを物理的に保護する囲いを設置する方法。もう一つは既存の銅製ケーブルの一部を転売価値の低いアルミ製ケーブルに交換する方法である。今回の盗難保険はいずれの施工方法においても適用される。
今回のケーブル盗難保険の対象となるのは、盗難対策サービスの利用者のうち26年10月1日以降に盗難対策の施工済み太陽光発電所の引き渡しを受けた者である。保険の加入者がケーブル盗難被害にあった場合、SBI損害保険は、盗難されたケーブルの費用に加え、盗難対策の再施工費用も補償する。エンブルーソラ事業部の伊藤ゆい子次長は、「盗難保険が付帯されることで、盗難対策サービスに関心を持つ事業者が増えている。30年末までに7万件の太陽光発電所への導入を目指したい」と語る。
盗難対策サービスの価格は、税抜30万円。同サービスに付帯するケーブル盗難補償の免責金額は0円で、補償期間は最長5年。補償額の上限は100万円である。

