ソラリスイノベーション、法人向け太陽光の概算見積もりソフト開発
システム開発のソラリスイノベーション(東京都港区、山本快社長)は、AI(人工知能)活用の法人向け太陽光発電設備用のシミュレーションソフトを開発し、2026年7月からSaaS(クラウド型ソフトウェア)方式での提供を開始した。初期提案時の簡易設計や概算見積もりを作成するもので、短時間かつ簡単に試算できる点が特徴だ。
同社のソフトは、航空写真上で指定した屋根に太陽光パネルを自動で配置し、簡易設計や概算見積もりを行うというもの。3Dデータを用いて周辺建物などによる影の影響を考慮できる。採用する太陽光パネルやパワーコンディショナの機種の金額を含めた事前登録のほか、設置先の電気使用量データの試算結果への反映や蓄電池の併設にも対応した。
同社の山本快社長は、「EPC(設計・調達・建設)企業と連携し、法人向けに太陽光発電設備の設置を提案している販売会社などの場合、顧客に概算見積もりを提示するまでに時間を要することも少なくない。当社のソフトであれば、少なくとも5分以内で試算できる。概算見積もりの作成作業を内製化し、案件の確度も高まるので、提携先のEPC企業の負担軽減や回転率の向上にも繋がるはずだ」と説明する。
同社はこのソフトをSaaS方式で提供する。初期費用は不要で月額利用料は1人あたり税別7000円。会社ごとに機種登録などの管理権限を有するアカウントを発行する。山本社長は、「現在2週間の無料トライアルも実施している。より多くの販売会社やEPC企業に使ってもらうことで、ソフトの改良にも繋げたい」と語る。
同社は26年4月設立。外資系IT大手出身の技術者が経営陣に参画しており、今回のシミュレーションソフトを自社開発した。すでに大手商社などで利用されているという。

