ソーラーフロンティア、トルコにCIS型モジュール23MW供給へ

2015.04.30

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 ソーラーフロンティア(東京都港区、平野敦彦社長)は、4月30日、トルコの太陽光発電所へ自社のCIS型薄膜モジュールを23MW供給すると発表した。トルコ市場へ本格参入し、グローバル展開を加速させる狙いだ。
 子会社のソーラーフロンティア・ヨーロッパは、トルコの太陽光発電事業者コナーエナジーが開発する太陽光発電所5ヵ所に計23MW分のモジュールを出荷する。6月頃までに5.9MWと4.7MWの2つの発電所にモジュールを出荷する。残りの3つの発電所には2016年後半に出荷を予定している。
 一般にモジュールは表面の温度が上昇すると出力は低下するが、同社のCIS型は温度の変化による影響が小さいため、年間を通して温暖なトルコの気象条件に合致しているという。
 ソーラーフロンティア・ヨーロッパのウォルフガング・W・ランゲマネージング・ダイレクターは「日照時間が長く、経済発展が著しいトルコは、太陽光発電に適している。今回の契約締結によって、コナーエナジー社の経験豊かな開発チームをサポートし、トルコにおけるクリーンな再生可能エネルギー普及、拡大に貢献できることを楽しみにしている」と語った。
 今後同社は米国やインドを中心に世界各地へモジュールを出荷していくという。今年はモジュール世界総出荷量900MWを目標に掲げている。

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