ハウステンボス・技術センター（長崎県佐世保市、松尾貴社長）と九電工（福岡県福岡市、西村松次社長）は7月27日、ハウステンボス別荘地の共有施設において、再生可能エネルギーを用いたオフグリッドシステムに関する共同実験を開始すると発表した。実施期間は、2015年7月27日より5年間。
　今回、両社が共同で実施するのは、「再生可能エネルギー（太陽光と風力）を用いたハイブリット発電システムの活用実験」。長崎県佐世保市のハウステンボス別荘地の共有施設に、電力会社の送電系統と繋がっていないオフグリッドシステムを構築、電力需給を制御する。主な導入設備は、太陽光パネル30kW（10kW×3セット）、小型風力発電機10kW（5kW×2基）、産業用鉛蓄電池120kWh（20kWh×6セット）、ハイブリッド制御装置一式、監視・通信機器一式。
　両社は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーに関する施工・制御、メンテナンスなどのノウハウを融合し、実験で得られたデータを元にして、エネルギー制御や施設管理のあり方、各種コスト削減などの取組みに向けて、更なる応用研究を実施していくとしている。