いちごGHD、43MWの太陽光発電所建設へ 三井住銀ら120億円融資

2015.09.30

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 太陽光発電所の建設を進めるいちごグループホールディングス(東京都千代田区、スコット・キャロン会長)は9月30日、43MWの太陽光発電所の建設に伴い、三井住友銀行らとシンジゲートローン契約を結んだ。プロジェクト型のコーポレートファイナンス形式で123.8億円を借入れる。総事業費137億円のうち、9割超を借入で調達する。
 いちごGHDは群馬県利根郡昭和村の土地82万㎡にメガソーラーを建設する。太陽光パネルを約16.9万枚敷き、日立製作所製のパワーコンディショナを設置する予定だ。
 9月28日に日立製作所と正式にEPC(設計・調達・建設)契約を結んだことで事業性の目途が立ち、融資契約の締結に至った。
 今回のシンジゲートローンは、三井住友銀行がリードアレンジャー、みずほ銀行がジョイントアレンジャー、新生銀行がコ・アレンジャーとなり、群馬銀行も含めた4社で組成する。123.8億円のうち、三井住銀が40%程度負担する模様だ。
 太陽光発電事業でプロジェクトファイナンスを活用する場合、借入額の割合は総事業費の7~8割が一般的だが、同社は、「なかにはフルローンの案件もある。借入の割合が増えると、金利が高くなりがちだが、金利を抑えながら借入の割合を増やすことができれば、事業の収益性は上がる」としている。
 2018年2月までに同社は29ヵ所、100MW超の太陽光発電所を建設する計画だ。総投資額は300億円を見込んでおり、うち48.2億円を自己資金で賄い、残りは借入で資金を調達する模様だ。

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