京セラとハンファQセルズジャパン、特許侵害訴訟で和解

2015.10.06

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 京セラ(京都府京都市、山口悟郎社長)は10月6日、韓・ハンファグループの日本法人、ハンファQセルズジャパン(東京都港区、キム・ジョンソ社長)と太陽電池技術に関するクロスライセンス契約を締結したと発表した。これにより、京セラはハンファQセルズジャパンに提起していた太陽電池に関する特許侵害訴訟を取り下げ、和解が成立した。
 京セラは昨年7月10日、ハンファQセルズジャパンに対し、太陽電池の「3本バスバー電極構造」に関する特許権を侵害されたとして、東京地方裁判所に損害賠償を求める特許侵害訴訟を提起。ハンファQセルズジャパンはそれに対し、「3本バスバー電極構造は、京セラの特許出願に先立って、遅くとも1990年代には研究論文等により公表されていた公知の技術であり、京セラの主張は一方的なものである」と主張、争う姿勢を示していた。
 今回、両社は、京セラが保有する太陽電池の「3本バスバー電極構造」に関する特許(特許第4953562号)および両社が保有するその他特許の将来的な相互利用に関する実施許諾契約を締結。京セラは、「今後は、両社が保有する特許を有効活用し、より魅力的な製品の開発に取り組んでまいります」とコメント。一方、ハンファQセルズは、「太陽光発電業界の更なる発展のために長期的視野で両社が協力関係を結ぶことが、特許紛争を減らし、 革新を促進し、消費者のみならず社会全体のメリットになるとの考えに基づくもの」とコメントしている。

2022.02.07

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マテック、可搬型蓄電設備発売  蓄電容量403Wh

 電子機器製造のマテック(京都市、松本弘暉社長)は2022年1月31日、米・アマゾンの電子商取引サイトで可搬型の蓄電設備を発売した。従来品より価格を抑え、民生用の非常用電源として販売する。
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2022.01.20

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2021.10.14

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三菱HC、米国の太陽光事業に出資

 三菱HCキャピタル(柳井隆博社長)は、2021年9月22日、 米国の再生可能エネルギー事業に出資すると発表した。これを機に、全米で太陽光発電事業へ積極的に実施する。再エネ事業で海外展開を加速させる構続きを読む

2021.03.01

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太陽光パネル価格高騰の真相

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 「2020年夏に比べ、W5円は上がった」。
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2021.01.04

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太陽電池の特許侵害騒動 韓ハンファ、競合3社と対立

 太陽光パネル大手の韓ハンファQセルズが、自社の特許侵害を巡り、ジンコソーラーら競合3社と世界各地で法廷闘争を繰り広げている。日本市場における3社の販売に影響が及ぶ可能性もないではない。(本誌・平沢元続きを読む

2021.01.04

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20年度3万台濃厚! 田淵電機の蓄電設備がヒットした理由

 ダイヤモンドエレクトリックHD傘下の田淵電機がハイブリッド型蓄電設備の販売を急速に伸ばしている。なぜヒットしたのか。

 田淵電機が2020年1月に発売したハイブリッド型続きを読む

2020.11.30

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台PCS製造のヴォルトロニック・パワー、日本進出に意欲

 台湾のPCS(パワーコンディショナ)メーカーであるヴォルトロニック・パワーがこのほど日本進出を模索している。日本企業と連携し、市場参入を狙う構えだ。

 同社は2008年続きを読む

2020.11.01

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中インリー、持ち株会社を清算 メーカー保証は製造子会社で継続

 太陽光パネルメーカーの中・インリーグループが、持ち株会社のインリー・グリーンエナジーホールディングスを清算する。太陽光パネルの保証債務を子会社に移し、履行する構えを示している。(本誌・川副暁優)続きを読む

2020.11.01

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タオケイが蓄電設備販売に本腰

遠隔監視装置メーカーの中・タオケイが日本で産業用蓄電設備の販売を本格化する。このほど夜間も売電できる蓄電池併設の太陽光発電所に初出荷した。自家消費用の需要も掘り起こす狙いだ。

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2020.10.01

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中国のシリコン工場が相次ぎ 被災パネル価格上昇か

 中国で太陽電池原料である多結晶シリコンの工場が相次ぎ被災した。原料の需給が逼迫し、太陽光パネルの価格が一時的に上昇するかもしれない。(本誌・平沢元嗣)

 2020年7月続きを読む