上海質衛環保科技、PID対策装置発売 逆バイアス電圧印加で出力回復

2018.03.08

PVeye

 中国の上海質衛環保科技は、PID(電圧誘起劣化)の発生した太陽光パネルの出力を回復させる装置を2月末より本格的に日本で売り出す。対象パネルに逆バイアス電圧を印加する装置であり、約1ヵ月で9割程度まで出力を回復できるという。事後的なPID対策品として提案していく方針だ。
 同社は2012年にPIDの発生したパネルに対する出力回復装置を開発。これまでに欧州やアジアなど1GW以上の太陽光発電所で採用されてきたという。多くはないが、日本向けの納入実績も持つ。
 同装置は、PCS(パワーコンディショナ)の直流側に設置するもので、ストリング電圧が60V以下になると自動的に動作を開始し、逆バイアス電圧を印加する。逆バイアス電圧を印加すると、出力が回復するというPID現象の特徴を踏まえた装置といえる。
 もし稼働後にPIDが発生した場合、対象パネルの交換が最善策だが、出力低下の割合によってはメーカーによる出力保証の対象外となる可能性もある。同装置を使えば、PIDが発生したパネルの出力が1ヵ月で9割程度まで回復するというので、事後的なPID対策として有効な手段となるかもしれない。
 製品ラインナップは、集中型PCS1台用、分散型PCS1台用及び3台用の3種類。防水・防塵等級はIP65で、設計寿命は10年。機器単体での末端価格は1台あたり30万円前後となりそうだ。なお製品名は『リカバリーボックス』。日本における販売代理店はナイスグループのスマートパワー(横浜市鶴見区、川路泰三社長)である。

2022.02.07

PVeye

マテック、可搬型蓄電設備発売  蓄電容量403Wh

 電子機器製造のマテック(京都市、松本弘暉社長)は2022年1月31日、米・アマゾンの電子商取引サイトで可搬型の蓄電設備を発売した。従来品より価格を抑え、民生用の非常用電源として販売する。
続きを読む

2022.01.20

PVeye

グラスフィアジャパン、太陽光付き屋外カメラ発売

 警備大手セントラル警備保障の子会社で通信機器を製造するグラスフィアジャパン(東京都中央区、磯部順一社長)は2022年1月20日、太陽光パネル一体型の屋外カメラを発売した。給電経路が要らず、電力を供給続きを読む

2021.01.04

PVeyePR

20年度3万台濃厚! 田淵電機の蓄電設備がヒットした理由

 ダイヤモンドエレクトリックHD傘下の田淵電機がハイブリッド型蓄電設備の販売を急速に伸ばしている。なぜヒットしたのか。

 田淵電機が2020年1月に発売したハイブリッド型続きを読む

2020.11.01

PVeyePR

タオケイが蓄電設備販売に本腰

遠隔監視装置メーカーの中・タオケイが日本で産業用蓄電設備の販売を本格化する。このほど夜間も売電できる蓄電池併設の太陽光発電所に初出荷した。自家消費用の需要も掘り起こす狙いだ。

続きを読む

2020.10.01

PVeyePR

出力600W超! トリナ・ソーラーがVertexシリーズ〝第二世代〟を堂々発表

 トリナ・ソーラーが2020年7月に、出力550Wと600W超の新型太陽光パネルを発表。8月には660Wの超高出力パネルも発表した。

 トリナ・ソーラーが新製品を市場に投続きを読む

2020.09.01

PVeyePR

低圧太陽光大手も太鼓判! ファーウェイのPCSが人気の理由

 いまファーウェイ製PCSの利用が急速に伸びている。なぜか。積極的に採用する低圧太陽光発電所開発大手、フレッシュアップの事例から人気の秘訣を探る。

 低圧から高圧・特別高続きを読む

2020.06.01

PVeyePR

発電事業者必見! ファーウェイ製PCSでリパワリングを

 PCSの部品交換に際し、新品のPCSにそっくり取り換える発電事業者が増えつつある。この状況下、世界最大手の中国ファーウェイ(華為技術)が人気だ。同社製PCSの魅力に迫る。

続きを読む

2020.05.01

PVeyePR

ESI、自家消費用太陽光発電設備の商品拡充

 自家消費用太陽光発電設備の販売からコンサルティングまで手掛けるヨーロッパ・ソーラー・イノベーション。同社は2020年4月、独自に設計した新しいシステムの販売を開始した。

続きを読む

2020.05.01

PVeyePR

営農、水上、豪雪、塩害…どこでも使えるトリナの両面発電パネル

 太陽光発電が普及し、設備の設置場所が多岐にわたるなか、あらゆる場所で使えるトリナの両面発電パネルは注目の製品だ。

 一般に、両面発電型の太陽光パネルは、水上や積雪・砂漠続きを読む

2020.03.01

PVeyePR

自家消費用に導入着々 30年使えるトリナの両面ガラスパネル

 太陽光発電の自家消費利用が広がるなか、トリナ・ソーラーの太陽光パネルが採用されている。なぜ選ばれるのか。

 抵抗溶接機の総合メーカーである電元社トーアは、富山工場の遊休続きを読む